どっちだっていいか 満月だ

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「ラッシュライフ」・・・イッツオールライト。

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伊坂幸太郎という作家が好き。
テンポの良さ、唸らせる展開、巧みなトリック。
どんなに重いテーマであっても・・・
切なくなるくらいに温かな気持ちになり、
さわやかな風が吹き渡る所はこの人ならでは。

伊坂氏の作品で好きな所は・・・「質の高い会話」の数々。
言葉の選び方のセンスは天下一品。
いつもストレートに胸を打たれてしまう。


ラッシュライフ・・・この本も然り。

土日、東京ビッグサイトに仕事で行く事になり、
移動の電車のお供にと選んだのがこの本。
映画が上演される「ゴールデンスランバー」を
今一度再読しようと思ったが、
タイトルを見ていたら急に気が変わった。
この本もアルバム「ABBEY ROAD」の中の曲が、
優しく聴こえてくる小説だった。
ふと、そう思い出したので・・・。

この本の中でずっと聴こえていた曲。
ジョージ・ハリスンの「HERE COMES THE SUN」

日は昇る。It's All Right。大丈夫。

ジョージが創って歌い、
レノン=マッカートニーと肩を並べたと評された名曲。


酔っ払いを背負っていた人ってアンタだったの?
クリニックに電話したのはこの人なんだ!
ハメるはずが、ハメられたんじゃん、アンタ!
初めて読んだ時は、次は?次は?という感じで
ページをめくる手を止められなかった。一気に読んだ。
今回の再読では、会話のひとつひとつをきちんと刻んでいった。

私が一番思い入れがある人物は、リストラされた豊田。
老いた野良犬との関わりのくだりに、またキュンと胸が熱くなった。

「こいつは手放してはいけない気がするんです。
 譲ってはいけないもの。そういうものってあるでしょう?」

どんなに悲惨な状況に墜ちても、けっして手放さないもの。
一度選んだ事に悔いる事はない。
その潔さにまた胸を打たれてしまった。
自分の失いたくなかった職をあっさり譲った彼が、
淡々と語ったこの台詞。胸がキュンと揺れた。


エッシャーの兵士の騙し絵の如く、次々と繋がっている。
「繋がっていけば面白いと思わないか?
 人生はリレーのように続いていけばいいと思わないか?
 人生は一瞬だが、永遠に続く」
黒澤のカッコよさも健在。

黒澤が友人を勇気づける台詞がいい。
「でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ」
「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない」
 
「オーデュボンの祈り」の喋るカカシも、
「神様のレシピ」もちょこっと顔を出し
ほっこりさせる伊坂流の繋がり方も私の好きな所。


毎日の時間はrash(せっかち)に過ぎていくけれど
譲ってはいけない大切なもの、自分にとってlush(豊か)なものの
優先順位をきちんと見極めていきたい。

「もう大丈夫だ」と最後に自信を持ってそう言い、
前に進んでいく豊田に自分を重ねてみる。

ラッシュライフ。
自分の心の中を「豊潤な人生」にしていかなきゃね。
また伊坂氏が私の背中を押してくれた。

「イッツオールライト」

伊坂氏の優しい笑顔が浮かんできた。



電車の中で聴く音(iPod)にビートルズは入れていなかった。
二日間、ずっと聴いていたのは・・・ハナレグミ。

病院の名は「ビートルズ」。
この場合の薬剤師はきっと「ジョージ・ハリスン」で
薬の名前は「HERE COMES THE SUN」だった。

・・という豊田の言葉を借りるならば、

病院の名は「ハナレグミ」。
この場合の薬剤師はきっと「永積タカシ」で
薬の名前は「そして僕は途方に暮れる」だった。
 
ライブ録りで、このクオリティの高さ。
この時の歌声は・・・なんて言えばいいんだろう。

彼のオリジナルの曲ではないけれど・・・・
その声は胸の奥まで届いてきて
不思議と小説と重なってきて、
ほっこり温かくなった。
   
君の選んだことだから きっと 大丈夫さ
君が心に決めたことだから
  
 
グッドタイミングでしょ、伊坂さん。
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by kurin1022 | 2009-11-30 23:47 | | Comments(4)

あしたも一緒にいよう あさっても しあさっても・・・

昨晩、9月29日に紀伊國屋ホールで観た
SINGER5のTV放送があった。
二人の俳優が芝居を繰り広げる舞台の右端で、
アコギを弾いて歌う。

舞台という特別な雰囲気の中で、
隅に座ってアコギを弾き歌うせっちゃんを・・・
固唾を呑みながら観ていた。

やっぱりいい声やねぇ・・・。

劇場のレトロな佇まいに包まれて聴いた
あの日のアコギの音。
胸が苦しくなる位に切なく届いた声。


最近、幸せを感じたささやかな出来事があった。060.gif

アルバム「月が昇れば」の中の・・・アンコール
ここりんがピアノで弾き出したんです。
勝手に音を拾って。左手もきちんと拾って付けて。
せっちゃんが関ジャニに贈った「パズル」もそうだった。
楽しいんだと思う。
耳コピしながら音を拾って曲にしていくのが。

娘の弾くピアノの音を思いがけず耳にした時、
嬉しくてキッチンで泣いちゃった。
そんなささやかなことが、「幸せだな」って思えて。
ほんとうにきれいなメロディだった。

アンコール・・・なんてきれいで優しい曲なんだろう。
ピアノの音色も。紡いだ歌詞も。優しく歌う声も。
切なくなるような風景が、ふっと頭の中に広がっていく感じ。

きれいな幻想的な風景描写だけじゃない。
「なんか、ごめんなさいっていう歌」とせっちゃんは語っていたね。

「もうボクなら どこへも行かないから」
「もう一度だけ 許してくれるなら」
揺れる心情が繊細に描かれていて・・・
より温度のある歌となって、じんわり届けられる。

あしたも一緒にいよう あさっても しあさっても・・・
・・・最後に、優しく語りかけるように歌う。


「もう、どっくんファンなら、みーんな知ってるよ」
ジャニーズ通のここりん情報によれば・・・
もう、とうに解禁なんだろうね。

「歌詞に使っていい?」とせっちゃん。
「ガンガン使っちゃってください!」と錦戸亮君。
眩しい位にシビれる亮くんの青春話。
素敵な言葉ね(もう・・・ガンガン使うべきだよ!)。
さりげなくて短いフレーズだけど、胸の奥まで届きました。


「めっちゃ好き!ほんま!」
「めちゃめちゃ好き!」
「大好きっ!」

どっくんをこんなに幸せそうな笑顔にさせちゃう「斉藤さん」って、
一体、誰ぞや?とキョーミを持ち(持たずしていられるかっ!)、
和義氏を知ったって人は多いんだろうね。
ああ・・・恐るべしジャニーズ効果!

大好きなどっくんをこんなに虜にしてしまい、
彼がリスペクトしまくってる「斉藤さん」って、
きっと素敵な大人の男性に違いない!(その通りっ!)。

2009年、アイドル錦戸亮効果は大きかったと思います。

斉藤ファンとして、錦戸亮君にこの言葉を贈りたいと思います。
「ゴールデンスランバー」が愛読書という彼に、感謝をこめて。

「たいへんよくできました」   

亮君自身が、「俺もこのハンコ押されたいわ」と語っていたので。
敬意をこめて。
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by kurin1022 | 2009-11-24 15:21 | 斉藤和義 | Comments(4)

偶然と必然 キャッチする努力

「ラップだったよ。ラップ・・・歌うんだねぇ」

今日、一足先に「ゴールデンスランバー」を観てきた姉。
「意外だった」・・・そう話した曲は、
エンディングテーマの「幸福な朝食 退屈な夕食」

「今歩いているこの道がいつか懐かしくなればいい」

そうだよね・・・和義氏には珍しいラップっぽいこの曲。
ライブで聴くと・・・ゾクゾクする曲(悪いのはどいつだ~!)。
「Golden Slumbers」は英語で歌われたそうな。


私は、斉藤フリークの錦戸亮君に癒されてました。
(ここりん情報・・・今回はお小遣いで買った雑誌から)
雑誌の企画で、斉藤和義さんと対談させてもらった!!
しかも一緒にギター持って写真を撮ったりもしたの、すごくない!?
あれは本当にめっちゃうれしかった。
・・・と、はしゃぐ錦戸君。(かわいいね)

斉藤さんが食事に誘ってくれたんだけど、
嵐の二宮先輩との先約があって。
「よかったらみんなで一緒にどう?」と斉藤さんが言ってくれた。
(で、みんなで食事した、と喜ぶどっくん。なんてかわいい)

勝手に錦戸亮君に、
「斉藤和義宣伝大賞」を贈呈することにしました!
(ありがとう、どっくん)

そして、錦戸君の好きな本は?との問いには・・・
「ゴールデンスランバー」だそうな。

つくづく・・・めっちゃいいコやねん!010.gif
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by kurin1022 | 2009-11-21 22:46 | 斉藤和義 | Comments(6)

タバコブラウンサンバーストを弾く日

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7月に我が家にやって来ましたこのアコギ。
小学6年生の娘が、どーしても欲しいと言うので。
「ピアノの発表会が終わったら買おうね!」と家族会議で決まり、
我が家の一員になったわけです。

「YAMAHA製・・・FS720S-TBS」
FGシリーズよりコンパクトなボディシェイプで女の子向きとのお薦めあり。
3万ちょいのお手軽品です。
1万でチューナーや譜面台やらの付録つきの、
「アコギ入門セット」ってのもありましたね。
もちろん、マーチン、ギブソンなんて代物もありましたわ。
畏れ多くて・・・触りもしませんでしたが。(一桁か二桁、ちゃうやんか!)

色はナチュラルがいいのかな、との私の予想に反し、
娘が一目惚れしてチョイスしたのは・・・
タバコブラウンサンバースト
(カッコいいじゃん!センスいいじゃん!)

実は・・・ケースに閉まったきりなのです。悲しすぎます。
(泣いてるぜ!タバコブラウンサンバーストが!)

11才に独学は難しいかな。
(せっちゃんは娘と同じ小6に始めたんだよね。ほぼ独学で。
 近所の大学生に教えてもらう心積もりだったんだろうけど、
 『かえるのうた』しか弾けないヤツだったんだよね)

音楽に興味を持つこと、楽器が弾いてみたいという意欲は、
親としては大歓迎!

これから長い人生の中で、
いろいろな場面で音楽に助けられたりすると思うから。
・・・そうだ!私も一緒に弾いてみよう!
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よし!来年の今頃は・・・弾けるようになろう!
(自己奮起のため、あえて宣言してみる!)
一緒に買った教則本に載っている大好きな曲、
SUPER BUTTER DOG の サヨナラCOLOR を、
絶対に弾いてみせる!

(そりゃあ、弾いてみたいさ!)

弾いてみたいよね、ここりん。一緒に始めようよ!
(どうやって?コードって何ぞや?ああ、先は長し・・・)

奥が深いんだねぇ・・・アコギってヤツは・・・。
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by kurin1022 | 2009-11-18 11:44 | 日々のあわ | Comments(8)

Jupiter(ジュピター)に・・・願いをこめて

「もみの木は 雨の森の中 静かにクリスマスを待ってる」

そう・・・今年もそんな時期になりました。
街のあちこちで、素敵なツリーやイルミネーションが見られますね。
先日、銀座で芝居を観た時もツリーがあって、
「ああ、今年もサンタの時期か」と、思ったっけ。

職場のクリスマス会で恒例の出し物となっているのが、
(美女による)ハンドベル隊!(←モチ、私も入っております!)
そろそろ準備にかかり、練習も本腰を入れなくては・・・。
数人でベルの音を一音一音丁寧に重ねながら奏でていき、
曲を創り出していく・・・それは、とても楽しい時間。

今回の演奏曲は・・・Jupiter

きれいなクリスマスの音色・・・私はこのベルの音の曲を、
今年は「大切な友達」に捧げたいと思います。

お互いがとても若い頃・・・一緒の職場で、一緒の職種で。
尽きることなく語り合ったよね。
アメリカ、ローマ、パリ・・・一緒に旅したあの頃。若かったね。
グランドキャニオンでヘリ酔いしながらも、二人で心から感動したことも。
ラスベガスで、スロットマシーンに夢中で、
夜中になってもなかなか部屋に戻らなかったあなたに呆れたことも。
そして、お父さんと一緒に旅した忘れられないエッフェル塔のパリの夜景も。

その後も・・・しばらく「自分探しの旅」を繰り返し放浪していたあなた。
「いい加減に身を固めなさい」と、おせっかいおばさんみたいに
あなたに言ってた私だけど・・・その笑顔はホントに輝いて見えたよ。

お父さんの側で、介護しながら見守っているその生活、長いよね。
とても一生懸命で、頑張っているね。
ホントに・・・優しいひとり娘だよ。

私は、いつも何も言えなくてごめんね。
あなたの未来が・・・
あの頃見せてくれた「光り輝く笑顔」で
いっぱいだったらいいな・・・と思います。
無邪気で、可愛くて、憎めなくって・・・
そんな愛すべき笑顔でいっぱいで、
あの時以上にうんと素敵に輝いていたらいいな・・・と思います。
あなたが「こうなったらいい・・・」って思うことが一つ一つ、
きちんと全部叶えばいいって思います。

今年はしっかり・・・ハンドベル、練習します。
一音一音、心をこめて。

あなたに「幸せの音色」が・・・ちゃんと届きますように。


愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない

私たちは誰も ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために


                       「 Jupiter 平原綾香 (作詞 吉元由美) 」
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by kurin1022 | 2009-11-16 18:13 | 日々のあわ | Comments(0)

斉藤和義の「ゴールデンスランバー」

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伊坂作品の映画化「ゴールデンスランバー」映画音楽監督か・・・。
どこまでも尽きることのないその才能。
才能が・・・どんどん次々と溢れてくる感じだ。

稀有な才能を持った「タフなミュージシャン」だと
つくづく思うよ。

湯水の如く・・・溢れるように作品を創り出すその才能も、
その精神力も、その体力も。全てに今、
スタミナがある感じがする。
全てが非凡な・・・働く43才だね。
(それにしてもこの写真↑↑↑超カッコいい!)

はぁ~、ホントに働きますねえ。
こんな働き者のロッカーって・・・そう居ないでしょ。


久しぶりに ABBEY ROAD を聴いた。
「GOLDEN SLUMBERS」
ポールのメロディが、ポールの歌声が・・・
子守歌の歌詞にぴったり合っている。

確かに、メドレーの中の橋渡しの曲だ。
・・・この曲を斉藤さんが歌うんだ。

斉藤さんの歌うこの曲を聴いていると、
独立した曲として人を感動させる力を持っているって思った。
映画の役者はそう言った。
(いいコト言うなあ・・・もう!)

けれど、内心ドキドキしながらその時を待つことになると思う。
・・・やっぱり、この曲はポールなんだから。
全世界の人にとって。

優しいメロディで、
ポールが語りかけるように始まるこの曲。
レコード盤のB面だった。
優しく始まり激しくアガる感じが印象的だった。

とても短い曲。とても好きな曲。
「Golden slumbers fill your eyes
 Smiles awake you when you rise・・・」
ポールがざらついたしゃがれた声を出し、
アガる所なんか大好き。
・・・全てがポールの「GOLDEN SLUMBERS」だ。

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そして・・・
斉藤さんの歌う「ゴールデンスランバー」
(イメージは・・・カタカナ表記)
日本語で歌うんだろうか。
日本語訳の子守歌の歌詞を読んでるだけで・・・
もう、キュンとしてくるよ。

ドキドキが強い分・・・待つ楽しみもハンパなく強い。
「カバーは、原曲に勝るモノ無しだよ」と言いながら、
斉藤和義流の新たな名曲として届けてくれるのだろう。

斉藤さんの歌った「ジェラス・ガイ」は、
沁みる程に愛すべき曲なのだから。

この映画は、ビートルズフリークのダンナと、
最近ビートルズを聴きだした娘と、
斉藤さん&伊坂さんフリークの私の・・・3人で観たいな。

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エンディングテーマは「幸福な朝食 退屈な夕食」のセルフ・リメイク。

この勢いだと・・・音楽監督だけじゃなく、
ホントに映画監督もアリかな。
いや、それはしないだろうな。
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by kurin1022 | 2009-11-11 11:36 | 斉藤和義 | Comments(9)

輝け!主婦バンド FOUR RIVERS スモーク・オン・ザ・ウォーター2009

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今日は銀座でお誘いに乗っかり、
「輝け!主婦バンド」というお芝居を観た。

エド・はるみ、杏子、酒井敏也、モト冬樹が出演。
主婦4人がひょんな事から「バンドやらない?」と、
ロックバンドを組む話。

「言葉ってのは、残念だけど伝わらない事ってあるんだよ。
 だから、音楽があるんだ。ロックがあるんだ。ビートで伝えるんだ」
ベースのSHINKOの台詞。

歌うは・・・ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」だ。
「1ヶ月でホント上手くなったよねぇ」と、モト冬樹がしきりに感心してた。


ヤマ場は、学園祭での主婦バンドの初舞台のシーン。
最初、上手くいかず仕切り直しとなるが・・・
「おばさん、何やってんだよ!」などと笑われてしまう。
ギターのMIEKO(エド・はるみ)が淡々と語り出し、
会場をシーンとさせてしまう場面。

「可笑しいですか?
 失敗したら、また何回だってやり直せばいいんじゃないんですか?
 受験だって、人生だって、何回でも。
 アンタら、失敗したことねぇーんかよ!」

・・・シーン。そしてジーンとなる。
私が一番ジーンとなったのは、ダンナ役のモト冬樹の台詞だった。

内緒で主婦バンドを組んでいた事を知った夫と息子。
有名高校の受験に失敗し中学浪人中で苛ついている息子。
「何だよこれ!俺の受験する高校の学園祭に主婦バンドで出るって、
 一体どういう事だよ!いい年してカッコ悪い事してんなよ。
 面接で、親が主婦バンドの人だって分かって落ちたらどうすんだよ!」

「そんな事で落ちるような高校なら・・・受験しなければいい。
 母さんのやってることは、ちっともカッコ悪い事なんかじゃない」
いつも真面目な夫が、いつもと同じように静かに語ったシーン。

コンビニのバイトを始めたばかりの平凡な主婦。
受験に失敗した息子に、リストラされた夫に・・・
真っ直ぐ向き合うMIEKOの視線は温かくて。大きくて。広くて。
いちばん大切な「家庭」をきちんと守っていこうとする女性の強さ。
・・・ホントに輝いて見えた。

「たった一度の失敗で何もかも上手くいかなくなるんだ」
悲観してしまうまだ十代の線の細い息子。
必要なのは「勇気」なんだ・・・
バンドで演奏し自身の生き様で教えてしまう大きな母。そして父。


「失敗したら、またやり直せばいいんだよ」

人生、年を重ねるごとに・・・図太く、強く、たくましくなっていく。
年をとるのもまんざら悪くない(いや、素敵な事だ)。
・・・そんな気持ちになり、カーテンコール。

最後に、モト冬樹もギターの腕前をご披露。
暖かな秋晴れの日・・・さわやかで温かな気持ちになりました。
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by kurin1022 | 2009-11-09 21:56 | 日々のあわ | Comments(2)

どっちだっていいか 満月だ

今日は、研修で前橋(群馬県)に行ってきた。遠かった。
研修内容は「脳のはなし」と「コミュニケーションスキルとしてのコーチング」。

コーチング・・・その人が持っている強みを生かしながら
目標へ向かう行動を起こすようアプローチするコミュ二ケーション支援。

かなり年配の男性に接する時は、
きっかけとして大相撲と巨人戦の話をする事が多い私。
あながち間違いじゃなかったんじゃん!とまず再認識。

コミュ二ケーションって大切だし上手くいかない事も多々ある。
「きちんと相手と話していきたい」と、
前向きな気持ちになれた事は大きな収穫。


帰りに駅前で買い物をしていたら、某氏に遭遇。
「久し振りだよね~」
ダンナは今夜飲み会で居ないし、ここりんは実家でお留守番だし、
長話は出来ない状況だったが・・・缶コーヒーを一本くれて、
しばし駐車場で話す事になってしまった。

最近シングルになったと聞いていた彼が、
「どうせ帰っても独りだしさ」などと言いだしたので、
さっさと帰るのも何だったし。
「娘が待ってるから手短にね」と言ったものの、
結局たらたら他愛もないことを話した。

まあ、人生いろいろあるからね。

帰り際、厚い雲がかかった夜空に、一瞬丸い月が見えた。
「ああ、きれいな月じゃん」

いろいろな思いや葛藤も経験したんだろうけど・・・
一瞬見えたその月に満面の笑顔になった彼を見て、
うん、いいじゃん!・・・と素直に思った。

「どっちだっていいか 満月だ・・・って事だよ」
自然に口に出た。
「おおっ!上手い事言うじゃん」
・・・彼がまた、にっこり笑った。


どっちだっていいか 満月だ

せっちゃんの「月が昇れば」を初めて聴いた時、
このフレーズに私のアンテナがひっかかった。

感度良好のアンテナと化し、いきなりアガった!
心のチューナーがぴったり合ってしまった劇的な瞬間。

「ああ、これだけでもうこのアルバム合格じゃん!」(←上からかい!)
と思ってしまうくらい。

「空に星が綺麗」とほぼ同義語のこの言葉。
なんて大きくて前向きな言葉なんだろう。
こうやって時々、私を前に押してくれるのね。
せっちゃんありがとう。

ところで・・・このアルバムジャケット。
巷では評判はどうなんでしょうか?
私は、このジャケにはアンテナが合わなかった。

「 I LOVE ME 」は、らしくない写真だったけど好きだった。
綺麗なブルーも、そのセンスも、裏ジャケの小さな写真も。

今回はやっぱりアフロは強めで、
せっちゃんぽくない大人過ぎる顔で。
せっちゃんの持つ独特のあの色気が感じられず・・・。
なんかキメキメの浜田省吾っぽくない?

せっちゃんらしくない、と感じてしまった。
おまけの付録のポスターはもう何色でも良かった。
若いバンドのソレと並べると、
大人の盤(いぶし銀)だぜ!って感じはする。

SINGLES BEST や COME ON!のジャケが好きだったので、
正直残念・・・。

「月が昇れば」だもん。
私だったら、夜空の満月(左上)、ねこ(真ん中やや下)、
和義(右側。全身だが一部は写さず・・・線はあくまでも美しい。
うつむいてねこと歩き、右手はポッケに。ネルシャツ着用)。
・・・これでしょう。

全体のトーンは、ブルーよりのパープルにするのにな・・・と、勝手な妄想。
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by kurin1022 | 2009-11-07 22:26 | 斉藤和義 | Comments(2)

自分忘れの旅

若者がよく「自分探しの旅に出る」と言いますが、
この歳になると「自分忘れの旅」という感じです。

昨日届いたFC会報誌で、
浜田省吾氏がそう語っていた。
この言葉を目にした時、
「自分を忘れてました」と言った、
あの若い青年をふと思い出した。

その青年は毎週一回、私の職場に来ていた。
せっちゃんの育ったふるさとの町から。

「ふるさとは宇都宮」とせっちゃんは言う。
正確にはそのとなりの町だよね。
この町・・・「おもちゃのまち」という地名があって、
駅名も「おもちゃのまち」・・・なんて素敵!

I LOVE ME TOUR を宇都宮市文化会館に観に行った時、
ローカルな東武線をあえて利用してみた。
せっちゃんが毎日乗り降りしていたという駅を通ってみたくて。
(冬は自分で手動で電車のドアを閉めてたんだって!)

とても小さなのんびりしたかわいい雰囲気の駅だったな。
(高校生の時、宇都宮から彼女と2ケツで自宅まで走り、
 淡い青春を楽しんだらしいが・・・根性あるね、と思った。
 かなりの距離だったと思う。電車でも結構、時間かかったもん)

その「おもちゃのまち」に大学病院があり、
青年はその病院の若い医師だった。

毎週火曜日に高速を飛ばしやって来て、
お昼には帰って行った。
目まぐるしい忙しさの中、
限られた時間で目いっぱい仕事をしていった。

ある日、半年間沖縄の病院に赴任する事になり、
半年後にまた職場に来ることになった。

沖縄帰りなのに、真っ白な肌だった。
向こうでも忙しかったんだね。
小さな島々から本島の病院に通ってくる人達の事や、
医療の現状など、言葉少なに語ってくれた。

「美ら海水族館は行ったんでしょう?ジンベエザメとか」
「赴任する前の下見の時に少しだけ見た。
 そういえば・・・ジンベエザメ見てない」

「えーっ!沖縄行ってジンベエザメ見てないの!
(あ、ありえないだろ!どう考えても・・・。
 それって札幌に行って、
 ジンギスカンと焼きとうもろこし食べないのと一緒じゃん!
 仙台に行って牛タン食べないのと一緒じゃん!
 なんて、もったいないっ!)

「なんか・・・あっという間で。自分のことを忘れてました

事務所で「飲んでね」と渡されたリポビタンD2本を、
握りしめて帰って行った謙虚でシャイな青年の後ろ姿。

がんばって!・・・心の中でエールをおくった。
今はイケメンの若い医師に変わってしまって
会う事はなくなってしまったけれど・・・時々思い出す。
きっと今でも、自分を忘れて夢中で仕事をしてるのかな。

「おもちゃのまち=地元が生んだ偉大なるミュージシャン
 を知ってますか?」
 (地元ではどれ位の知名度があるのか知りたくて
  おそるおそる聞いてみた)
「大学からこっちで、実家は仙台だから」
 (遠慮深げに「斉藤和義」という名前すら知らない事を
  明かしてくれた)

年が明けたらすぐ、宇都宮でのせっちゃんのライブが待っている。
その時は、せっちゃんが I LOVE ME TOUR の時に
「宇都宮駅前の餃子の像・・・バカにすんなよ!」と、
ニヤニヤ照れ笑いしながら言ってたソレ↓↓でも見てこよう!

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           (テーマは「餃子の皮に包まれたビーナス」とのこと)

えっ、これ・・・(バカにすんなよ!)。
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by kurin1022 | 2009-11-05 12:27 | 日々のあわ | Comments(2)

ナガシマスカ

ここりんと、「行こうね」とずっと約束していたので、
学校行事の代休の今日、
富士急ハイランド(=絶叫ハイランド)に行ってきました。

「キング・オブ・コースター・フジヤマ」や
「ワールド・ブッチギリ・コースター・ドドンパ」など
絶叫しながら乗ってきました・・・娘とダンナが。

一体、何を持ってして・・・高い所から落ちてきたり、
速度172km/hでぶっちぎって走らなきゃいけないんでしょうか。
人間、自然に逆らっちゃいけないんです。
どう考えても、マトモな人がやるコトじゃないですね。

・・・というわけで(結局、臆病者なだけ)、
私は「ナガシマスカ」という乗り物に乗って、
サラリと・・・浮世の不条理を流して参りました。

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濡れて濡れて濡れるべし・・・秋の昼下がり、ズブ濡れでした。

ラブミードゥーが粋ですね・・・。
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by kurin1022 | 2009-11-02 23:15 | 日々のあわ | Comments(4)



日々のあわ
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