どっちだっていいか 満月だ

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ハナレグミの“恋の予感”

ハナレグミ 「なんだろなー、できるかなー!?」 
                @吉祥寺・キチム  2013.6.16


「なぜ なぜ あなたは
 きれいになりたいの?」

『恋の予感』を楽しそうに歌いながら、
目の前に真っ直ぐに手を伸ばしてくれた。
にっこり笑って差し出したその手に
引き込まれていくように自然に手を重ねてた。
引き寄せてくれた彼の熱い手。
肩にそっと手を回してくれた。

すぐ隣りに崇くんがいて、耳元に崇くんの声がある。
ラストの歌を楽しむオーディエンスの手拍子と笑顔。
「ヒューヒュー!」という陽気な声。
大盛り上がりの弾けた空気の中で、
楽しそうに歌う彼を・・・隣りでそっと観てた。

永積崇に肩を抱かれて、彼の歌声を耳元で聴く。
こんなことはきっとこの先・・・ないだろう。

彼と一緒にゆらゆら揺れながら、そう思ってた。
歌う彼の顔を、声を、ちゃんと刻んでおきたくなった。
隣りでそっと・・・歌う彼を観てた。


「アルバムGETしてくれた人たちなんだよ」
アミイゴ氏にそう話す崇くん。
50人だけ招待してくれた限定ライブだった。
ふと舞い込んでくれた幸運に心から感謝し、キチムに行った。
ひっそりした通りにあるカフェだった。


第一部。
『ワインレッドの心』をカラオケで歌いながらのご登場。
昭和テイストの真っ赤なラメ張りのド派手衣装に、
ポマード(笑)でなでつけたような髪。
“ザ・場末の演歌歌手”のような装いで・・・大爆笑。
楽しいミラクルショーの始まり。

カラオケでビリー・バンバンの『白いブランコ』を歌ったり。
ギターを弾きながら陽水の『白い一日』を歌ったり。
家族のことや子どもの頃のことを話したり。

彼を知った時からずっと感じてたことがあって。
きっと愛情いっぱいの家庭で育ったんだろうな・・・ってこと。
自然に語る彼の言葉に、
“私が感じてた崇くん”が自然に滲み出てた。
家族の話っていいね。
優しい笑顔もいいね。

「さっきまでカラオケボックスで打ち合わせてた」と笑う。
そうとうカラオケで歌い込んでるね、彼は(笑)。
「ツアー中だから声の伸びがいい」とゴキゲン。
Crystal Keyの『Motherland』なんて、
ほんとにきれいで素敵な声だった。

彼の声は楽器ね。
どの楽器よりも楽器になる。
いろんな音を鳴らせる魔法の楽器。

学校の玄関で「歌ってよ」と言われて歌ってた・・・というくらい、
中学生の頃から“歌が上手い”と認識されてたらしい。
「10円玉とか5円玉とか(ギャラ)が降ってきたんだよ」
ビール片手に楽しそうに話す彼。

お酒を飲んだりしながら、
彼の話にみんながにこにこ耳を傾けてた。
始終、みんながにこにこ笑ってた。


時折、自身の音楽のルーツの話をしてくれた。
“私が抱き続けている永積崇”と重なった気がして、
くすぐったいような気持ちと
なんだか嬉しい気持ちが交差した。

「子どもの頃の夏休み。
 家族旅行の帰りの車の中で
 『空に星があるように』とか流れてて、
 胸をキュンキュンさせてた。
 もう夏休み、終わっちゃう・・・とかってあの感じ。
 ただ・・・そんなせつなさが嫌いじゃなくて。
 そんな子どもだったんだよね」

「どこか少年の頃の愁いや孤独を引きずってる人」
ジャケットのイラストを描かれた小池アミイゴ氏も、
同じような感じ方を話されていて。
「うん、うん!そう、そう!」・・・心の中で頷いてた。


彼の声は・・・
弾けるような踊れる曲を歌っても、
静かに語りかけるように歌っても、
深くて広い“海の碧い”になる。
優しくて淡い“夕暮れの橙”になる。
私の大好きな声。
唯一無二の宝物の声。

星の数ほどの数多なるヴォーカリストの中で、
多分・・・彼の声がいちばん好きかもしれない。


第二部。
『空に星があるように』のMVと同じ装いの崇くん。
「どーも!」とワイン片手ににこにこご登場。

今回のアルバム『だれそかれそ』のジャケットは好き。
「誰そ彼・・・“黄昏”って金色だよねぇ」
崇くんは、そう話してた。
金色の中のモノクロのスケッチの・・・
“せつなくなるような匂い”が届いてくるのが、いい。
手にした時からキュンと、好きだった。

小池アミイゴ氏は、
最前列の隅の私の席の隣りにいらした。
いろいろ面白い方だった。そして熱い方だった。
ジャケに一目惚れしていたので、
イラストはアミイゴ氏が描かれていることや、
HPを拝見し氏のことは存じ上げてはいたけれど、
シャイな私は話しかけたりは出来なかった。

『空に星があるように』と『中央線』は、
崇くんの弾き語りとアミイゴ氏のイラストとのコラボだった。

手が届きそうなくらいに近くにいて、
遮るものは何もない。
ギターを弾き優しく歌う崇くんを、
すぐそこに観る。
贅沢すぎるほどに愛おしい時間だった。

ほんとうに、素敵だった。
揺らすように弾くギターの音色。
彼の声が優しく伸びてゆく。
小さな空間にゆっくりと広がってゆく。
“初夏の黄昏の金色”にゆるやかに包まれてゆく。

モノクロのスケッチ画がどんどん迫ってきて、
どんどん胸が溢れていった。

白と黒のモノクロの世界が・・・
こんなにもたおやかに鮮やかに届くなんて。
優しい空気に穏やかに包まれた時間だった。

アミイゴ氏にどうしてもお礼が言いたくなり、
シャイな私は帰りに思い切って話しかけて握手していただいた。


アンコール。
“昭和テイストの彼”で再びご登場。
カラオケ大会と化して盛り上がった。

バンダナ巻いたファンクラブの人たち(笑)が現れてきて、
ペンライトを振ったり、タカシうちわを振ったりして。
「タカシ~!」と黄色い声援を飛ばしたりして。
紙テープも飛びかったりして。
ああ・・・面白かった。

「幻を愛したの~」と、
『オリビアを聴きながら』(原曲バージョン)をみんなで歌った。
手を揺らしながらみんな笑顔で歌った。
『ラヴ・イズ・ オーヴァー』(ラブがオーヴァーするやつ by タカシ)も。
ペンライトがゆらゆら揺れてた。

そして最後に・・・
『恋の予感』を歌ってくれた。
肩に手を回して、楽しそうに歌ってくれた。

「歌いたくなってきちゃったので、
 スイートに歌って終わりにしたいと思います」
予定外の曲に慌てるスタッフさん。笑う崇くん。

間奏の時、崇くんがにこにこ私を指差してきたので、
二人でにこにこ両手で指差しっこした。
いっぱいの笑顔で、大きく広げたその腕で、
最後にハグしてくれた。

大好きな永積崇の声で聴いたこの歌。
『恋の予感』は、特別な歌になった。


「ライブとかいろんなトコでまた会いましょう」
そう言ってバイバイして、
崇くんは笑顔で去って行った。

大きな会場で聴くハナレグミ。
小さな空間で聴いたこの夜の永積崇。

受け止めた感じは時々で違って見えた。
けれど・・・
どんな時でもやっぱり生で聴く彼の声って、
ほんとうにいい。

自然に語る何気ない話や創り出す空気感も。
いちいちクスッと笑っちゃうような話し方も。


「カバーは、歌うことだけにエネルギーを注げた」と話す。
聴き手のほうも、然り。
私は彼の紡ぐ詞が好きだけれど、
今回のカバーアルバムは馴染みの詞が多かったので、
温かい彼のあの声にじっくり耳を傾けることに
より集中してしまうような・・・そんな感じがする。
いつの間にか、あの声に聴き入ってる自分を見る。

素敵なミラクルな夜の後、
アルバム『だれそかれそ』は、より愛しくなった。
どんだけエネルギーを注ぎ込み、
どんだけ丁寧に創り上げたかってことは、
聴いていて・・・届く。
胸の奥が痛くなってしまうほどに。
ありがとう、崇くん。


彼のあの声に会えるのは、
今度は9月の終わり。
夏の終わりの風が通り過ぎていく頃。
『だれそかれそツアー』のラストで。

今度は、Zepp Tokyoの後ろの方から彼を観よう。
今度は、遠くに歌う彼を観よう。

たとえ遠くにいても
たとえ近くにいても
彼の歌声はいつも・・・
“黄昏てゆく金色の中”にある。
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by kurin1022 | 2013-06-22 11:58 | ハナレグミ | Comments(17)

SAME OLD ROCK'N'ROLL

浜田省吾のファンクラブライブが先週末あった。
渋谷公会堂なんて何年振りだろう。

“曇り時々雨のち晴れ”と題したライブ。
髪がグレーにも見える還暦を迎えた彼の
創り出すその世界は、
相変わらず大きくて温かかった。
すっぽり包みこまれてしまうような気持ちになった。

ミュージシャンを神格化するのは大嫌いだけど、
青春時代に浸りずっと包まれてきた彼の存在だけは、
もう言葉には出来ない。
省吾の歌を聴いていると、
オーバーラップすることがあまりにも多すぎる。
胸がいっぱいになってしまう。

真摯で紳士。出会えて良かった年上の大人。
彼の歌には数え切れないくらいいっぱい助けられた。
こういう温かな気持ちになれる人は他にはいない。
時を重ねるということは、ほんとに凄い。


この日、20年以上ライブで聴いていなかったこの曲に震えた。
『SAME OLD ROCK'N'ROLL』

ささえてもらった曲はいっぱいある。
胸があふれてしまうくらいにいっぱいある。
でもこの曲は特別。
「これでもか!」ってくらいに私をささえてくれた曲。

いつも誰かの慰めが欲しいんだろ?
自分を確かめられなくて

空しさは誰のせいじゃなく
ただお前がこのタフな時代の中で 今
目を閉じているからさ


こういう強い歌詞をどんどん放ってくれた時代があったっけ。
ストレートな言葉が幾度も背中を押してくれた。
当時を思い出して、泣きたい気持ちでいっぱいになった。


「アルバムを創り出した」と話してくれた。
ほんとうに嬉しかった。
彼のオリジナルアルバムが届いた時の、
あのドキドキした胸の高鳴りがもう一度・・・。
こういう愛おしい程に待ち遠しいこんな気持ちも、
他にはない。

「もう・・・好きなようにやらせてもらうんだ」
はにかんだような彼の笑顔が素敵だった。
たとえばそれが・・・
浜田省吾らしくとも、
浜田省吾らしくなくとも、
あなたが創り出すあの世界は、あなたでしかない。
あなたが創り出せるあの大きな世界。
あなた以外にはない。
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by kurin1022 | 2013-06-11 13:36 | 浜田省吾 | Comments(11)

Hello,my friend

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ハナレグミの新しいアルバムが届けられた。

『だれそかれそ』
永積崇が丁寧に歌いあげ創り出した世界。

声に色があるならば・・・
梅雨の合間の優しいお日様。
黄昏れてゆく初夏の橙色。


アルバムの中に小さな応募券が入ってて。
崇くんを囲んで(至福の)時を過ごせるらしい。
(たった)50人を招待してくれるとのこと。
題して「なんだろなー、できるかな!?」って集い。
・・・彼らしくって笑っちゃう。

満員の武道館をいっぱいの“あいのわ”で満たす彼。
50人なんて宝くじに当たるようなお話なのだけど、
毎日こうやって生きてるうちには、
幸運って舞い込んでくることもあるんだな、と思った。
今でも・・・フワフワしている。
崇くんの声を近くで感じることが出来る幸せに、
心から感謝した。


・・・そんな話を友達にした。
彼女がふと・・・問う。
「ハナレグミって、どんな歌声なんだろう?」

崇くんの声を今すぐ彼女に届けたい思いに駆られる。
で・・・真っ先に浮かんできたのはこの歌声。

『Hello,my friend』

ステレオスピーカーの音じゃなくて、
空気さえにもジャマされずにヘッドフォンをかけて。
そこには・・・彼のあの声と優しいギターの音。
すぐそこで崇くんが語りかけているような歌声。

彼女の耳に初めて届く崇くんの歌声は、
どんな色なのだろう・・・。


Hello,my friend・・・
しばらく会えないでいる友達を思い出した。
毎日楽しく過ごしていますか?
幸せに過ごしていますか?

私はこうやって小さな幸せを見つけながら、
相変わらず過ごしています。
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by kurin1022 | 2013-06-11 11:31 | ハナレグミ | Comments(4)



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